2019.03.19
企業内転勤ビザについて
企業内転勤ビザは、人事異動により外国の事業所から日本の事業所に転勤する専門技術者等を受入れるための在留資格です。
海外にある本社から日本支社に転勤してくる外国人などが対象となります。
新たに外国人を日本で雇用するよりも、関連会社から外国人社員を転勤させた方が適切な人材を日本における新業務に従事させることができるため人件費の削減、業務の効率化が図れます。
企業内転勤は「技術・人文知識・国際業務」で要求される学歴要件や実務要件は必要なく、海外にある関連会社で1年以上勤務しておけば申請が可能です。
企業内転勤でできる活動は「技術・人文知識・国際業務の項の下欄に掲げる活動」ですので、単純労働は認められません。
転勤前の業務と転勤後の業務と同一又は関連する業務であることは必要とされていませんが、転勤前と転勤後の業務内容が関連している方がその外国人を採用する必要性が高いことが認められ有利に働きます。
また、「技術・人文知識・国際業」の在留資格は日本の企業と雇用契約を交わさなければなりませんが、「企業内転勤」の在留資格は日本企業との雇用契約までは求められておらず、海外の事業所の契約のまま申請が可能です。